「新規開拓営業力向上セミナー」を振り返って
2021年6月16日
 


2021年4月21日・5月19日に開催、無事に終了の運びとなった「新規開拓営業力向上セミナー」(担当:岡部達也先生)についてご紹介しましょう。
本講座の主眼は、「営業力向上のための『行動変化』の促進」にありました。運営とコンテンツの企画にあたっては、「必要となる知識のインプットに加えて、受講生同士のディスカッションからの「気付き」を得ること」(同)を求めて、チーム単位でのディスカッションを中心に進行を図りました。
 

また、今後の社会的デジタル化・ネットワーク化の進展に対応し、受講効果をさらに高めるため、一部でオンラインによる受講スキームを取り入れるとともに、様々な取り組みを行いました。
 
(1)オンラインによる受講前アンケートの実施
開講前に受講者が本講座に対して感じている期待や不安、受講者の仕事内容を、講師が事前に把握しておくことで、受講者がわかりやすく安心して講座に集中できるように、オンラインによる受講前アンケートを実施しました。
受講者が日々感じている仕事の課題、講座の主眼でもある新規顧客開拓を図る上でのマネジメントやスキル面での改善ニーズを確認できたことで、講師はプログラムの内容や展開を受講者の目線に合うように、コンテンツの修正など、柔軟な対応を図りました。
 
(2)受講後の「受講者アンケート」の実施
各回終了後に、用紙を配布し、受講の感想や希望を記載していただくアンケートを実施しました。講座の内容はもちろん、プログラムの構成や時間割などの運営面に渡るまで広範に受講者の生の声を確認し、改善を図るためです。「会場の規模に対して講師の声が聞き取りにくい」、「もう少しロープレ指導を受けたかった」等の指摘は、時間を置かず講師に伝えられ、事務局と一体となって対応を図りました。
 
(3)ふりかえりと予習の徹底
初回の講義の冒頭、岡部先生から「時間の経過と共に記憶の忘却が進み、1時間後にはすでに60%近くのことを覚えていないという研究もあります。そこで、1回3時間と限られた講座で受講効果を最大化するため、本講に加えて事前学習や振り返りなど、複数の接点を創出して講座を進めていきます」との方針が示されました。
事前課題、振り返り(宿題)ともに、すべて用意した指定サイトにアクセスし、そこで作成し提出(送信)するオンラインでの対応を図りました。


 

2回の受講を経験した後の受講者アンケート結果によれば、講座のボリューム感、進行のテンポ等には概ね満足されたようです。また、内容についても、有益であった、満足できたとの好評価をいただきました。
一方で、「気づきを得られたが、もっと深める時間が欲しい」、「頭でわかっていたが指摘を受けて納得が得られた。もっと広範なスタディがあるよかった」等の指摘も受けました。
今後について、「体験・実践につながったので、もっと知りたい」、「ケーススタディをさらに深めたい」等の要望がございました。事務局では、こうした貴重な受講生のみなさまの声を具体化すべく、さらに本講座で得られた運営ノウハウをさらにレベルアップして、再度開催のご案内ができるように、検証と企画を進めて参ります。